5月のレッスンレポート(フランス菓子初級)
5月も通常の2クラスを実施しました。フランス菓子初級クラスの様子です。
実習では『ガトーウィークエンドシトロン』を作りました。最近はよく耳にするようになった『ガトーウィークエンド』。でも実はこのケーキにはしっかりとした決まりはありません。レモン風味の焼き菓子のようなイメージもありますが、別にそういった決まりもないんです。数あるレシピを見ても、レモンを入れているものもあれば入れていないものもあります。今回のレッスンでは名前に『シトロン』とつけましたので、当然レモン風味。今回私が目指したのは、焼き菓子なのにいくつも食べたくなってしまう爽やかなケーキなんです。
まずは生地作りから。ハンドミキサーを使って作業開始です。今回は技術的に難しいことはないのですが、とにかく根気がいります。「結構長い時間ハンドミキサーかけますから、皆さんおしゃべりでもしながら気長にねっ♫」と言ってスタートしましたが、生地の変化が気になるのか、真剣に生地と向き合う生徒さんが大半でした(笑)。いつもワイワイしているのに、なぜか今回はどのクラスもハンドミキサーの音しか聞こえませんでした。。。でも良く考えてみたら複数台のハンドミキサーが同時に稼働していたら、うるさくて話し声なんか聞こえませんよね?私のアドバイスの方がトンチンカンだったかもしれませんね(笑)。
生地ができたら型に流し入れて、オーブンへ。焼きあがったケーキをしっかりと冷やし、最後はグラスアローをかけてお化粧します。このグラスアロー、ピスタチオとのコントラストで見た目もとっても可愛いのですが、食べた時にも良い仕事してるんですよ〜♫(笑)爽やかな5月にぴったりのお菓子なんです。
デモンストレーションでは『クレメダンジュ』をご紹介しました。日本では見慣れないお菓子かもしれませんが、フランスではチーズ屋さんでよく見かけるデザートです。フランスでお馴染みの材料を説明すると初めて見る生徒さんも多かったようで、皆さん興味深々。材料を写真におさめたり、あれやこれやたくさんの質問が飛び交いました(笑)。この『クレメダンジュ』、私の大好きなデザートの一つですので、「皆さんにも気にって頂けたら嬉しいな〜」という思いを込めてご紹介しました。
一口食べると全ての生徒さんが「美味しいです〜♡」「レモンをしっかり感じます!」「焼き菓子なのに爽やか〜♫」と嬉しいお言葉。そして初めて口にされる『クレメダンジュ』にも、その美味しさに感動してくださいました。爽やかな季節に、爽やかなお菓子とデザートをいただくこの幸せ。楽しいお喋りをしながら今回も素敵なティータイムを過ごすことができました。
皆様、今回もご参加くださいまして、本当にありがとうございました。
来月は『パンドジェーヌ』です。
またまた美味しくて楽しいレッスンしましょうね♫
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