レッスンレポート(2021年2月)

2021年2月のフランス菓子初級クラスは、『ガトーショコラドナンシー』と『サブレオショコラ』でした。

チョコレートのケーキは、当教室でもいくつか定番メニューとして出てきますが、今回の『ガトーショコラドナンシー』は名前にもついているとおり、フランス北西部ロレーヌ地方のナンシーの地方郷土菓子です。田舎風のチョコレートケーキですから、本来は焼きっぱなしの素朴なお菓子なんです。

現地で見れるこのお菓子は、至って至って素朴でシンプル。スポンジなどを焼く丸型で焼いただけ。焼き面も『ガトーショコラ』のように美しいつるっと感を意識する必要もなく、表面はさっくりとしていてボコボコ(?)、バリバリ(?)な感じで良いのです。

フランスのガトーショコラナンシーはこんな感じ
(出典:Mes Inspirations Culinaires)

例え地方菓子と言えども、どうしても素朴なままでは終わらせなくないのが私の性分。作り方はシンプルだけれども、どうしてお化粧して美しく仕上げたくなってしまうのです😁。なので今回は、Ledru-Rollin風でクグロフ型を使って可愛い形に焼き上げ、上からチョコレートとナッツ類で華やかに仕上げていきます。

Ledru-Rollinの『ガトーショコラドナンシー』

まずはレシピの説明から。今回のお菓子は見た目ほど複雑ではありません。チョコレートのお菓子はデリケートで気を使うものが多いのですが、このお菓子に関してはあまり細部にはこだわる必要なし。そう説明すると、皆さんのお顔が一気にほころびます(笑)。

とにかく材料を混ぜて混ぜて混ぜて。いつもやっていることの繰り返しですから、お得意の方もいらっしゃいます♬ 教室で使っているクグロフ型は、以前お菓子屋さんを営んでいた知人がお店を閉める時にくれたもの。なので、ちょっと市販では見つけられないのですが、世の中には可愛いクグロフ型がたくさん出回っていますので大きさの近いものを選んでいただいています。

教室で使ってるクグロフ型

「細部まで気をつけなくて良い」
このセリフはお菓子教室においては神ゼリフのようです(笑)。皆さん、自信を持ってサクサクサクサク手を進めていきます。大きな問題なく、全員分がオーブンに入ります。

ケーキがオーブンに入ったら、サブメニューの『サブレオショコラ』に取り掛かります。こちらも生地作りは特に難しいことはありません。ちょっとコツがいるのはきれいな円形にする時と綺麗にカットする時。大まかなデモをお見せして、最後のカットは皆さんにお手伝いしていただきます。

クッキーの基本のポイント、忘れないでね〜♬

『サブレオショコラ』

最後は焼きあがったケーキのデコレーションです。今回は華やかな割に難しくないデコレーションですが、チョコレートが固まる前に上のナッツ類を乗せなくてはいけません。教室ではケーキを急冷しますので、そこはちょっと急ぎ足で。緊張のデコレーションが終わったら、途端に「これ、絶対家で作ります!」のお声が続々と❤️。

皆さん上手に仕上がりました!

元々がフランスの地方のご家庭で気軽に作れるお菓子ですから、おうちでどんどん作ってくださいね。皆さん、今月もレッスンにお越しくださり、ありがとうございました。来月も楽しくレッスンしましょうね♬



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