6月のレッスンレポート(フランス菓子初級)
6月も通常の2クラスを実施しました。フランス菓子初級クラスの様子です。
フランス菓子初級クラスでは、『パンドジェーヌ』を実習で作りました。ジェーヌとはフランス語でイタリアのジェノヴァのこと。『パンドジェーヌ』とは「ジェノヴァのパン」という意味です。19世紀初頭ナポレオンの時代。フランス軍がジェノヴァを包囲した時、軍にはお米とアーモンドしか食料が残されておらず、それらを食べてしのいでいました。このエピソードからフランスのパティシエが当時のマセナ将軍へ敬意を表して作ったお菓子、それがアーモンドをたっぷり使ったリッチなフランス伝統菓子『パンドジェーヌ』だと言われています。
パンドジェーヌの定義とは、「アーモンドをたっぷりと使った焼き菓子」。ですから、この型を使ってこうやって仕上げなければいけない決まりはありません。どのように仕上げようかと考えた結果、見た目にも可愛いフラワー型を使って焼き上げていくことにしました。まずその型を見て「可愛い〜♡」の声が!見た目に可愛く、仕上げることもお菓子作りには大切なポイントですね。
そして、使う材料もいくつか選択肢がありますが、今回は材料も作り方も完全に「Ledru-Rollin風」にしました♫ しっとりと、でも重すぎず、しっかりとアーモンドの風味を生かした贅沢な焼き菓子。作り方は難しい・・・というよりは、ちょっとハンドミキサーで頑張らなければいけない感じですね。私のデモを見て、「結構、長い時間回すんですね」と、生徒さん達(笑)。
デモンストレーションでは『コンポートパンプルムース』をご紹介しました。とっても簡単なのに、とっても美味しくていくらでも食べられるフルーティーなコンポート。これをグラニテ風の爽やかなデザートに仕上げました。ちょっと一手間加えるだけで、レストランで出てくるお口直しのグラニテに仕上げることができるんです。これがおうちのデザートで出てきたら、ご家族の方もご招待したお友達もきっとびっくりされますよね!「これ帰ったらすぐに作りたい!」とおっしゃている生徒さんもいらっしゃいました😋。
ティータイムでは口に入れた瞬間、皆さん「う〜ん♡、美味しい〜〜♡♡」の連続でした。私が使っている材料は、たまプラーザで大体揃います。今回は「帰りに買って帰ります!」とやる気満々の方がとても多かったように思いました(笑)。幸せそうな皆さんを見て、私の方が余計に幸せな気分にさせていただいています♫ 今回もどのクラスも賑やかで楽しいティータイムでした。
皆様、今回もご参加くださいまして、本当にありがとうございました。
来月は『タルトミルティーユ』です。またまた美味しくて楽しいレッスンしましょうね♫
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