レッスンレポート(1月の新春特別レッスン)

2021年最初のレッスンは、会員生徒様限定の新春特別レッスンでした。閉塞感のあるこんな時期ではありますが、新しい年を迎えた最初の月ですから、何か特別感のある素敵なお菓子を作りたかったんです。

選んだお菓子は格子型が美しい『ル・ダミエ』。2枚の生地を使い、間にガナッシュを挟んだ、とってもとっても手の込んだ焼き菓子です。このお菓子の原型は、私の師匠でもありますパリの製菓学校ベルエコンセイユの校長、ペルション先生に教わったものです。「贅沢」なだけでなく、焼き菓子を「芸術的」に作り上げるところが、いかにもフランスのお菓子っぽい。さすがのデザイン性です。

習った時にとっても美味しかったので先生のレシピそのままでも良いかなぁとも思ったのですが、試作をしていたらどんどんアイディアが湧いてきて💕。結局格子型の形と組み立て方だけを残して、配合や作り方は全く別のものにしてしまいました(笑)。

『ル・ダミエ』

ルセットを説明する時から、生徒さん達は全員なんだか緊張気味(笑)。初めて見る複雑そうなケーキにちょっとドキドキしているようでした。今日は作業が多いので、2人一組でのスタートです。まずは2色の生地作りから。作り方自体はそんなに難しくないのですが、なにせ時間がかかる生地なんですよ。生地作っただけで、達成感感じちゃいそうです♬

大活躍のキッチンエイド

続いてガナッシュ作り。ガナッシュを作るには乳化が必須です。厳密に言うと、本当の意味での乳化は人間の手では難しいのですが、今日はおうちでも簡単に再現できるように手で仕上げていただきました。もちろん、本来の乳化も知っていただきたいので、そちらはデモでお見せして。

さぁ、ここまで出来ればパーツの準備はOK!あとは上手に組み立てていくだけ(?笑)です。しかし、このお菓子の難しいのはこの組み立て。ご参加いただいた生徒さん全員が初めて行う作業で、あわあわあわあわ😁。あーでもない、こーでもない、各自しっかりと頭を使いながら(笑)、自分の生地を格子型に組み立てていきます。面白いことに同じ生地を使っているのに、同じ形は2つとしてできないんですよね。名札をつけていなくても、きっとご自分の作品はおわかりになったと思います♬

最後はグラサージュ。これも結構な難関。なぜならば、ケーキ自体が四角なので端の方まできれいにグラサージュするのは思っているよりも難しいんです。一人ずつ作業しますが、手の空いている生徒さんが、「あっちも」「こっちも」「ここも、もう少し」など、作業中の生徒さんに口でお手伝いをしながら協力し合って完成させます。完成させた時の皆さんの嬉しそうなお顔といったら💕。

レッスン中の写真を撮り忘れてしまいました。
代わりにオーブンのお写真を・・・😁

このケーキは一見とてもシンプル。チョコレートの色も茶色ですし。ただ、楽しいのはカットした時。驚き度200%の断面ですから、カットした時の反応を想像しただけワクワクします。「おうちで切る時、絶対びっくりされますよー」と、皆さんに言っていたのですが、案の定。各々おうちにお持ち帰りになって、ご家族やご友人の前でカットしたら、「うわぁ〜〜〜!!!」と歓声が上がったようです♬ 皆さんそれぞれのお喜びの声を、早速メールでご報告いただきました🙌。

ゆみこ先生の思惑通りで、なんとも嬉しい限りです😆(笑)。

格子型と歓声を伴うお慶びの感じがHappyを呼び込みそうなこのケーキ。新年にぴったりのメニューでした。早速、「来年の1月もレッスンして欲しい!」とのご要望もいただきましたので、また是非レッスンしましょうね♬

『ル・ダミエ』


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