2月のレッスンレポート

遅くなってしまいましたが、2月のレッスンレポートです。

フランス菓子初級クラスでは、「ガトーショコラドナンシー」を実習で作りました。昨年作った『ガトーショコラ』とは味も見た目もがらっと違う、フランス北西部ロレーヌ地方の地方菓子です。本来この「ガトーショコラドナンシー」も通常のガトーショコラと同じ丸型で焼くことが多いのですが、地方菓子とは言えかなり田舎っぽくなってしまいそうでしたので、今回はクグロフ型で焼き、最後にちょっとデコレーションを施すことにしました。

フランス菓子初級クラス『ガトーショコラドナンシー』

まずはチョコレートケーキの生地作り。昨年のガトーショコラとの違いを説明した後は、早速デモ、実習です。昨年分に比べると今回のチョコレートケーキの方が圧倒的に気楽に作れます。ですので、皆さんも心臆することなく実習に取り掛かられていました(笑)。

チョコレートを扱う時の注意点を気にされながら、皆さん丁寧に手を進めていかれます。最後の型入れに意外とてこずります。クグロフ型は写真を見てお分かりの通り、真ん中に空洞があります。生地を最後に流し入れる時に、その空洞にちょっと流してしまった方もいたりして・・・(笑)。「そこ入れても食べる量が減るだけですからね〜」との私の言葉に皆さん大笑い♬

断面はこんな感じ

オーブンに入れて、焼き上げます。今回も全員大成功!型から出してケーキを冷ましたら、最後はデコレーションです。このチョコレートケーキは焼きっぱなしで見かけることが多いのですが、そのままだとなんだかちょっとそっけない。昨年作ったガトーショコラのような飾りをしなくても品のあるインパクトのあるヴィジュアルではないんですよね。ですから、人間同様(笑)お化粧が必要です♡。

最後のデコレーションでは生地作り以上に個性が出るんです。たら〜っとチョコレートを流す、その流れ方も人によって全然違うんですよ。そしてこのチョコレート、グズグズしていると固まってきてしまいますので、上に乗せる飾りが引っ付かなくなってしまいます。数名、間に合わずなんとか必死に埋め込む生徒さんもいらっしゃいました(笑)。

だけど、全員大成功!!素敵なガトーショコラドナンシーがたくさん並んでいて、圧巻でした。

フランス菓子初級クラス『サブレショコラオザマンド』

サブメニューは「サブレショコラオザマンド」。今回目指したサブレの食感は、サックサクのほっろほろ。しっかりとチョコレートの味はしますが、しつこくなくていくらでも食べれてしまう危険な焼き菓子です(笑)。作った生地を棒状に成形して冷凍庫で一休み。しっかり固めたら、周りにグラニュー糖をまぶして1〜1.5cm厚に切っていきます。

この切る作業を生徒さんにお任せしたところ、これがまたしっかり性格が出るんですよ〜(笑)。ある方は定規を使って、きっちりミリ単位で同じ大きさに切っていき、ある方は最初の1つだけ測って後はそれと同じくらいに切り分けていく。またある方に至っては定規を使っているにもかかわらず、絶対2cm以上あるようなものすごい太さになってたり・・・(笑)。「先生、何だか先生が切ったのと数が全然違うんですけど〜(笑)」と、大笑い。さすがにこれは木の切り株みたいでしたので、計り直さずともどーみても厚すぎるのは一目瞭然でした。でもそんな切り方一つでも個性がでるお菓子作り、見ていても本当に楽しいです。

そして後片付けをしたら、最後はお待ちかねの試食です♡。しっとり濃厚なチョコレートケーキに皆さんしきりに感動してくださいます。「おいしー、おいしー♡」と。この歓声を聞くのが何よりの楽しみ(笑)。お菓子作り、止められませんね!(笑)そしてサブレのサックサク感にはまたまた皆さん、びっくりされていたご様子。「思ってた以上に軽くてサクサク!」「口の中ですぐになくなっちゃいます」「噛む必要ないー!!」とそれぞれに次々と感想が飛び出す飛び出す(笑)。この驚きの反応も嬉しい♡。

ゆっくりとティータイムを過ごし、楽しいお話に花を咲かせました。
皆さん、今月もお越しくださって、ありがとうございました♬

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2017-04-11 | Posted in News, レッスンレポートComments Closed 

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