クリスマス特別レッスン2016レポート

遅くなってしまいましたが、2016年12月に開催した「クリスマス特別レッスン2016」のレッスンレポートです。

今回のクリスマスレッスンは、昨年に引き続き2回目ということもあり、色々な面でヴァージョンアップしたレッスンとなりました。テーマは、「ルージュ・エ・ノワール」。フランス語で「赤と黒」という意味ですので、そのイメージに沿ったテーブルセッティングを考えました。「クールモダンでカッコいい感じにしたい!!」と当初から思っていましたが、結局私というフィルターを通過すると、テーブル用語で言うところの「モダン」に収まらず、どうしてもどこか「エレガント」の要素が入ってしまう・・・。うーん、なぜかしら。。。キラキラ系が好きだからかな〜。「それが先生らしくて良いんですよ!」と生徒さん達に慰められたりして(笑)。結果、「赤と黒」そして「ゴールド」を基調にした「エレガントモダン」な感じに仕上がりました。

そして実習のアントルメ。今年はチョコレートを使ったムースを主体としていますので、やはりレベルは格段にアップしています。チョコレートは扱いが難しいですからね〜。コルドンブルーでだってチョコレートのアントルメは、上級で習うんですから!今回ベースとなっているのは、ベルエコンセイユのペリュッション先生から教わった「ルージュ・エ・ノワール」。・・・のはずだったのですが、色々考え試作した結果、『ルージュ・エ・ノワール』というタイトルと、「グリオットとチョコレートでタイトルの赤と黒(ルージュエノワール)を表現する」というこの2点だけを残し、パーツ、組み立て、デコレーションなどルセット内容は全くのオリジナルになってしまいました(笑)。

『ルージュ・エ・ノワール』X’masヴァージョン

とは言え、今回のアントルメはかなり気合が入った組み立てになっていますので、これをレッスン時間で全部作るとそれはそれは大変です。時間もかかりますが、何より生徒さん達の体力が・・・。ヘトヘトになってエレガントなティータイムどころではなくなってしまいます(笑)。ですので、中に入れるパーツとグラサージュは事前に準備済み。レッスンで作るのは、一番下に敷くグリットの生地とグリオットチョコレートムース、組み立てとグラサージュを含めたデコレーションの仕上げです。

断面はこんな感じ

お菓子教室Leru-Rollinの特別レッスンは、通常レッスンよりもちょっと手の込んだものを作ることが多いです。ですのでいつもの一人一台作成ではなく、全員で全員分を作るチームワーク方式(笑)。今回も生地とムースは皆さんで手分けして作っていただきました。それぞれに与えられた役割を始める時には、「責任重大ですね」とちょっとドキドキ。「できるだけ簡単なところが良いな・・・」という声も(笑)。でもこう言っては何ですが、お菓子作りに簡単な部分はないですし、どの部分も全て大切な仕事。全ての動作の結果が一つの形となって出来上がるわけですから、結果としては見えない部分の細い作業が一つ一つとても重要になってくるのです。

なかなか決まらない役割分担を決める時、「迷わなくても大丈夫よ。どこも責任重大だからー(笑)」の声に全員大爆笑。そして「作るものはいつもより大物だけど、途中の作業はいつもしていることと何ら変わりないので、怖がることはないですよ。私がちゃ〜んと見てますから大丈夫!!失敗したらもちろん全て私の責任ですから(笑)」と冗談交じりにお伝えすると、皆さんちょっとホッとされたご様子で、実習スタートです♬

グリオットのビスキュイを焼き、グリオットのチョコレートムースを作り終えたら、組み立てです。今回は中に入れるものが多いので、若干混乱しながらも(笑)、丁寧に重ねていきます。「これだけのパーツがこの15cmのセルクルの中に入っているんですねー」と感心される生徒さんも。組み立てが終わったら、冷凍庫に入れてお待ちかねのティータイム。

クリスマス特別レッスン2016 テーブルコーディネート

今回召し上がっていただいたお菓子は、
・ルージュ・エ・ノワール(実習分)
・デリス
・モンブランのヴェリーヌ
・3色のヴェリーヌ
・ケークオフリュイ
の5種類。にお口直しのいちごを準備しました。告知の段階では3〜4種類と言っていたのですが、結局いつもお知らせしているより多くなっちゃう(笑)。これは私の性分なのでしかたありませんね。。。

スタンドに乗せたお菓子達

飲み物は、ウェッジウッドのピュア・セイロンティー。濃厚なお菓子が多いですから、相性もとっても良かったです。恒例のクリスマスプレゼントは、これと同じ紅茶のティーバッグBOXを皆さんに一箱ずつ差し上げました♡。そしてそして今回最大のサプライズ。いつもはスパークリングのジュースをお出しするところ、今回は主人が「生徒の皆様にクリスマスプレゼント」と言って、信州産ぶどうの高級(敢えてつけてみた(笑))ストレートジュースを買ってきてくれたんです!濃厚なこのジュースは味も最高に美味しかったですが、深みのある色が今回のテーブルテーマにぴったりで、嬉しかったです♬

『ケークオフリュイ』

ティータイムに流した音楽は12月初旬に行ってきた小樽で買ったオルゴール。「100年以上前に作られたオルゴールを実際に作動して録音したものが音源」という貴重なCDです。「通常のものとは迫力が全然違います!!」とオルゴール館の方が熱く語っておられ、その熱意と実際に聴かせていただいた音に惚れ込み(笑)購入してきたものです♬ クリスマスらしく優雅で厳かな上品な音色。テーブルを見て、お菓子を見て、音楽を聴いて、「わ〜素敵ぃー♡」「どこを撮ったら良いんだろう〜」と皆様、召し上がる前から興奮状態(笑)。その興奮の中、熱心な写真タイムが終わるといよいよご試食です。

お一人分がこんな感じ♬

「食べるのもったいないです」「美しいー♡」「接写しよう!」など、席に着かれても皆さん落ち着かないご様子でしたが、私のいつもの「ボナペティ〜♪」の声に「どれから食べよう〜♡」の悩ましく可愛い声、声、声(笑)。一つ一つ食べていただく度に歓声が上がり、一人内心「作った甲斐があった〜」と嬉しくなっています。そうして、いつもよりリッチな雰囲気の中でおしゃべりも弾むのです。

ゆっくりたっぷりおしゃべりした後は、最後の仕上げ。グラサージュとデコレーションです。一旦ティータイムを挟んでしまうとどうしてももう終わった気になってしまうのですが(笑)、最後に大仕事が残っているのです。

生徒さん、デコレーション中

当日のデコレーションでは、バラの花びらやクリスマス用のチョコレート細工、金粉、金箔など色々準備しました。なので告知の時の写真よりもゴージャスに仕上がりました。

年に1回、いろんな意味で一番気合の入るクリスマスレッスン(笑)。お越しくださった生徒さん達のお陰で、楽しく、優雅に、そして賑やかに過ごすことができました。

当日の『ルージュ・エ・ノワール』

年が明けて、皆さんが皆さん興奮気味の感想をそれぞれに教えてくださいました。「家族に驚かれました」「友達がびっくりしてました」「当然買ってきたものかと思われてました」「普段甘いものが苦手な友人がぺろっと食べて感激していました」「本当に美味しくて、美しくて、私の株が上がりました」「クリスマスは先生のケーキじゃないと過ごせなくなってしまいました」などなど・・・。嬉しいお言葉やメールをたくさんいただき、感激してしまいました。皆様の素敵なクリスマスの演出、少しだけですがお手伝いできたような気持ちになって、本当に嬉しかったです。頑張った甲斐があります〜♡。これからも幸せな気持ちになれるお菓子作り、頑張りますね!

今回ご参加いただいた皆様、本当に本当にありがとうございました♡。

 
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2017-03-01 | Posted in News, レッスンレポートComments Closed 

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