自家製レモン

荒れ果ててしまった我が家の庭。当初はイングリッシュガーデンをイメージして造っていただいてました。それから数年経った頃、今度は家庭菜園やバラなど庭いじりに凝り始め、自分達でどんどん手を加えていくようになりました。その頃と言ったら、それはそれは生き生きとした緑とお花がたくさんある美しい豊かな庭であり、ご近所の方々にもよく褒められていたものでした。それが、数年前から少し忙しくなり朝の手入れができなくなってからというもの、段々と荒れ始めているのです。それでも毎年、両親が年末年始に遊びに来て庭の雑草等を綺麗にしてくれていたので、かろうじて雑草は何とかなっていました。しかし、今年は不幸なことにその両親も来ませんでしたので、今やどこから手をつけていいのやら・・・状態になっております(苦笑)。

季節を勘違いして咲いている庭のバラ

季節を勘違いして咲いちゃった庭のバラ

かつて一角にブルーベリーを植えていただいてましたが、ちゃんと手入れをしていたにも関わらず土が合わなかったのでしょうか、美味しそうな実をつけることなくあえなく枯れてしまいました。そしてその後、主人が跡地にレモンの苗を植えました。「レモン〜?ちゃんと実がなるの???」と、当時はあまり喜ぶことない私の反応でした。現に苗を植えてから数年間、何の音沙汰もなく(笑)、庭の一角のただの緑と化していましたし。最近はもはやその木がレモンの木だということすら、忘れかけていたのです。

それが昨年、びっくりするくらいたくさんの実をつけたのです。まさか家の庭にレモンの実がなるなんて!忘れかけていただけに、ちょっとした感動ものでした。最初、10個くらいは採れましたでしょうか。大きさも標準程度で形もきれいでしたが、色は黄色ではなくライムのような濃い緑色。私がよく行く無農薬・有機栽培のお店で売ってる国内産レモンがまさしくこんな感じです。「こんなにたくさん採れるなんて凄いね〜、嬉しいね〜」なんて満足して、収穫は終わった気になっていました。

伸び放題のレモンの木

伸び放題のレモンの木

それから2ヶ月後・・・。

ある日の休日、「凄いよこれ」と言って主人が凄まじい大きさのレモンを大量に持ってきました。そうです、第2回目の収穫です。最初に収穫した時には実がまだ小さくて採らずに残していたのをそのまま忘れていたのです。その間に色は美しい黄色になり、大きさもどんどん大きくなり・・・。お店では見ないくらいのビッグサイズレモンに成長していたのです。それでも大きな見た目にもかかわらず、食べてみると特に大味でもありません。ちゃんと酸っぱくてレモンなのです。これまた10個くらい収穫できたものですから、今回は一部を主人の会社の方が遊びに来られた時にお土産に差し上げたり、ご近所の方に差し上げたりしました。

それから1ヶ月以上経った先日・・・。

一つだけ収穫し忘れていたレモンが、まだ頑張って成長を続けていたのです。主人が見つけ、「もう1個あったよ(笑)!」と採ってきました。もはやレモンというより、柑橘系の果物のような色合いになっており、大きさも通常お店で見るものの3倍くらいはある超ビッグレモンとなっていたのです。「大きいね〜!!(笑)」。二人で笑いながらも何だか最後のレモンが愛おしくてたまりません。「こんなにほったらかしだったのに、最後まで頑張ってくれてありがとう」そんな気持ちになっていました。ほとんど水もまいてないような荒れ放題の庭でなんの肥料もあげてないのに、こんなに大きく成長するなんて。自然の力って本当に凄いなぁ。感動と喜びと罪悪感と反省と・・・。

通常サイズのレモン(左)と我が家の超ビッグサイズレモン(右)

通常サイズのレモン(左)と我が家最終収穫の超ビッグサイズレモン(右)

考えてみれば庭で採れたものは、正真正銘の完全無農薬なんですよね。皮まで食べられる安心なレモンです。当初半信半疑だった私は現金にも「今回こんなにいっぱい収穫できたら、次回はちゃんと採れるのかしら?」とか心配したりして。だけどね、そんな心配する前に庭の手入れをきちんとしてあげないと、植物さん達が可哀相ですよね。反省反省、猛烈反省。

よ〜し、「庭の手入れをきちんとする!」これも今年の我が家の目標に加えましょう。(おとうさん、おかあさん、遊びに来るの待ってま〜す(笑))
そして、次回もたくさん収穫できますように・・・♫


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