大好きなJacquesと大塚シェフ

この夏は貴重な体験をいくつかすることができました。その一つが、私の中で今日本で一番好きなフランス菓子屋さんの憧れのシェフに製菓講習会をしていただいたことです。(といっても日本全国のお菓子屋さんを知っているわけではありませんが・・・(笑))

福岡の「パティスリーJacques(ジャック)」です。パティスリージャックの大塚良成シェフは、数十年前にフランスのアルザスにあるPatisserie Jacquesで修行され、日本で5人しかいない「ルレ・デゼール」の会員でもいらっしゃいます。「ルレ・デゼール」とは、フランスで創設されたパティシエ、ショコラティエが組織する協会のこと。この会員になるには、協会が設定している厳しい基準をクリアしないといけないのです。会員は、MOFの受賞者、クープ・ド・モンド優勝者、イギリス王室御用達シェフ、など華々しい経歴の方々ばかりです。大塚シェフは日本で認められたたった5名のうちのお一人なんです!!
ねっ、凄いでしょ!

かつてフランス留学中、お菓子仲間でアルザスのPatisserie Jacquesへお菓子を食べに行きました。パリからは遠いアルザス地方にあるお菓子屋さんですが、私達にとっては「遠い」なんて行かない理由にはなりません。パリから電車でストラスブールへ、ストラスブールからミュールーズのJacquesへ。お店の前に立つと美しいケーキがずらっと並んでいて、全員で興奮し、お店にあった生ケーキを端から端まで買って4人でペロッと食べたのを昨日のように思い出します。そうです、Patisserie Jacquesはフランスの中でも私の大好きなパティスリーの一つなんです。そこで修行された大塚シェフは、日本で同じ名前のお店を出すことを許された方なんです!
ねっ、凄いでしょ!!

福岡在住のお菓子仲間のまこさんが、大塚シェフにコンタクトを取ってくださり、今回「製菓講習会」が実現したのです。あ〜、なんて夢みたいなことが・・・。
憧れのシェフにお会いできるということで、私ここ最近なくとても緊張していました。実際にお会いする大塚シェフは、想像していた以上に素敵な方でした。しかも、こんなに凄い方なのに、お人柄の良いこと。とっても優しくてきさくで、柔らかい雰囲気を醸し出すのに、冗談たっぷりのジェントルマン♥️。やっぱりあれだけ美味しくて美しく優しい味のお菓子が作れる方は、お人柄も良いのですよね〜。「ケーキは人格を表す」って本当だったのですね。(←これ、なんの諺?(笑))
ね〜っ、凄いでしょ〜!!!

大塚良成シェフ

大塚良成シェフ

今回教えていただいたのは、私達がリクエストした「ブルーベリータルト」と「ケークエコセ」。とっても美しくて美味しい大好きなケーキです。講習会はまこさんのアトリエで行われました。シェフにとっては初めてのキッチンです。が、そこは大大大先生。使い慣れてないキッチンだって、オーブンだって、道具だって、何の問題もありません。お店に置いてあるのと同じケーキを目の前でサクサクサクサク作っていかれます。時々上品な楽しいギャクを入れながら進めてくださり、とっても楽しいあっという間のレッスンでした。

作り立ての大塚シェフのケーキは信じられないくらいの絶品。滅多に行けないジャックのお店でケーキを食べるのだって幸せなのに、まさに作り立ての大塚シェフのケーキが食べられるんですよ。これ以上の幸せなことはありません。しかも滞在中、私ったら講習会以外でもジャックを度々訪れ、結局生ケーキ10品食べました(笑)。帰りには沢山の焼き菓子と持って帰られそうな生ケーキを2品お土産に。

そして先日は、焼き菓子をお取り寄せしました!お取り寄せしたうちの一つ「クグロフマロン」はあまりにも美味し過ぎて一人で全部食べてしまいそうな勢いでしたので、「これは危ない!」と思い(笑)、お菓子大好きな友人に半分差し上げました。友人もあまりにも美味し過ぎて、差し上げたその日に一気に全部食べてしまったそうです(笑)。

ブルーベリータルト大

ブルーベリータルト

ケークエコセ1

ケークエコセ

「見ているだけでは上達しないので、帰ったら早速作ってくださいね!」と言われましたが、帰ってすぐは無理でした。ゴメンナサイ、シェフ。。。でも、9月に入ってちょっと落ち着き、ようやく先日復習することができました。「ケークエコセ」の方はフランス菓子クラスのレギュラーレッスンに組み込みたいな〜って思っています。「ブルーべリータルト」は、かなり手が込んでいて難易度が高いので、超ウルトラ特別スペシャルレッスンを設け、いずれご紹介しますね。(くどい・・・(笑))

ブルーベリータルト小

今回まこさんのおかげでとっても有意義な夏を過ごすことができました。色々アレンジしてくださったり、アトリエを貸してくださったり、大変だったと思います。楽しい時間を本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします!!(笑)
そして大塚シェフ。元々お会いする前から憧れの方でしたが、今回初めてお会いして益々大好きな方になりました。ケーキもシェフも本当に大好きです!!教えていただいたことを頑張って練習します。良い生徒でいますので、また来年も講習会、どうぞどうぞよろしくお願いします!!

2015年夏。
お菓子を通しての素敵な出会いに心から感謝。

大塚シェフと

憧れの大塚シェフと

福岡に行かれる際は、パティスリージャックに是非是非お立ち寄りくださいね!焼き菓子はお取り寄せも出来ますよ〜。
パティスリージャック
http://www.jacques-fukuoka.jp
(わたくし、ジャックの回し者ではなく、単なる熱烈なファンでございます(笑))

パティスリー・ジャック

パティスリー・ジャック

お店の名前がついたケーキ「ジャック」

お店の名前がついたケーキ「ジャック」

フランスの地名がつけられた「サンミッシェル」

フランスの地域の名前がつけられたケーキ 「サンミッシェル」

お店のスペシャリテ「クグロフマロン」

アルザス地方を代表する焼き菓子     「クグロフマロン」

———————————————————————————————————————————————-お菓子教室 Ledru-Rollin(ルドリュ ロラン)での体験レッスンはこちらへどうぞ


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