フランスレストランウィーク2016 その1

今年も行ってきました、フランスレストランウィーク♬ 普段よりもお得にフレンチをいただくことの出来るこの期間。フランス大使館協賛での恒例のイベントです。今年も2つのレストランに行ってきました。

まずは麻布十番にある「リベルテ・ア・ターブル・タケダ」。いつものお菓子仲間と一緒にランチをしてきました。予約を取る際、フレンチレストランに全く詳しくない私は、「行きたいお店」というより、「予約がたくさん埋まっているお店(笑)」を狙います。「たくさんのお客様が行きたいと思うお店は、きっと何かしら良いに違いない」こんな短絡的な考えから探すのです。人気のありそうなこのお店は、どうやら2014年から3年連続でミシュランの一つ星を獲得しているお店のようでした。

そして当日。久しぶりに訪れた麻布十番。「麻布」と聞くと高級な街のイメージですが、地下鉄麻布十番駅から歩く商店街はとっても下町っぽくて、なんだか親しみ易い街なんです。にぎわう商店街には、たい焼き屋さんやお豆屋さん、お菓子屋さんに、ラーメン屋さんなどたくさんのお店が並んでいます。その商店街を抜けて、ちょっと入ったところに「リベルテ・ア・ターブル・タケダ」はありました。

リベルテ・ア・ターブル・タケダ外観

「リベルテ・ア・ターブル・タケダ」外観

和と洋が融合した落ち着いた雰囲気の建物。「これがフレンチレストラン?」と思うくらい和を大切にされている雰囲気なんです。そしてフレンチレストランと思ってお店に一歩足を踏み入れると、なんだか見慣れたというか、異文化を感じないというか・・・。和を思わせるほっと落ち着く空間なんです。

清潔感のある店内

清潔感のある店内

案内された席は窓側。その窓から覗く風景にまた驚かされます。なんと料亭を思わせるような「和」のお庭。それは、ここがフレンチレストランと一瞬忘れてしまいそうなしっとりとした景色でした。

窓から見える日本庭園風な景色

窓から見える日本庭園風な景色

そして私たちのびっくりはまだまだ続きます。飲み物やお料理も。まずアルコールの飲めない私たちが進められたのは、冷たい「緑茶」。ただし、私たちが思っていた緑茶とは全然違いました。さすがは星付きフレンチ。日本のお茶がフランス料理にぴったり合うようにアレンジされているのです。冷たい緑茶の中にぶどうが入っていて、まるで素敵なカクテルのよう。鮮やかな緑とぶどうの紫の色がとっても美しい。そのお茶を目の前で注いでくださるのですが、それが本当に美しくて何ともロマンティックな光景なんです♬

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カクテルのような美しい緑茶

カクテルのような美しい緑茶

フランスレストランウィークの枠で予約していましたから、お料理は決まっています。最初に運ばれてきたのは、液体窒素で凍らせたソースがかけられた前菜です。う〜ん、オシャレ♡。器もとっても素敵で味もとっても美味しい♡。

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続けてお魚料理。まず耐熱フィルムで包まれたものがお皿に乗ってサーブされます。そして私たちの目の前でその口を切ってくださり、ようやくフィルムの中身がお目見えとなります。

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一つ一つ普通には運んで来ない(笑)このサプライズ感が、気分をワクワクさせてくれます♬ ナイフとフォークを手にする前に、「うわ〜!」と話が盛り上がって、お食事が楽しくなるんです。もちろんパフォーマンスだけでなく、味も最高!

お口直しのシャーベット

お口直しのシャーベット

メインのお肉

メインのお肉

お口直しのシャーベットに続き、メインのお肉料理です。ここは特にパフォーマンスなしでしたが(笑)、一つ一つのお料理が日本人の口に合う優しいお味なんです。フランス料理と言えば、濃厚なソースを連想しますが、こちらのお料理は全然違います。懐石料理を思わせるような優しさとフランス料理特有のしまりのある味が融合したような感じなんです。

そしてお待ちかねのデザート。ヴァローナのチョコレートをふんだんに使ったグラスデザートです。4種類のチョコレートを使っているというのですから、なんて贅沢なんでしょう。私のような、チョコレート大好き人間にはたまらない一品です。これだけ食べに来ても価値がありますよ〜♪(笑) グラスの中に色々な食感のチョコレートが入っていて、一番上には薄いチョコレートが乗せてあります。サーブされるとまたまたここで、パフォーマンス。温かい液体のチョコレートを上から流して、薄いチョコレートを溶かすのです。その溶けたところから中のチョコレートを食べる、という仕掛け。凝ってますね〜!

もう一度食べたいチョコレートのデザート

もう一度食べたいデザート

これで終わりかと思いきや最後にマンゴープリンが出てきて、びっくり。最後はお得な気持ちにさせてくれる「びっくり」でした(笑)。こうやって最後の最後までサプライズ続きな、美味しくて面白い、ディズニーランドみたいに楽しいお食事♬こんなランチタイムもあんまりないですよね?

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お店のHPには、『目指すのは、料理やサービスは基本を大切に、「枠にとらわれない上質感」』と書かれてありました。その枠にとらわれない姿勢が、お店、お料理、サービス、全てに至るまで確かに感じることができました。日本人としての誇りを持ちつつ、フレンチを広めていかれている武田健志シェフの熱い想いと高い志が十分伝わってきました。武田シェフの思う「リベルテ(自由)」。それは「気取らないフレンチ」のこと。誰もが気後れせず、日本食を食すかのようにフレンチを楽しんでもらいたい。そんなメッセージを、来てくださった全てのお客様に伝えたいのかもしれません。

想いも、味も、見た目も、パフォーマンスも、そして人も。全てにおいて満足できる素晴らしいフレンチレストランでした。また是非食べに行きたいと思います♪

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