ベルエコンセイユ講習会
9月のシルバーウィーク、フランスから来日された尊敬するMOFジャン=ミッシェル・ペリュション先生の製菓講習会を受けに行きました。今回教えていただいたのは、前々から希望していたサレです。1年ぶりにお会いするペリュション先生は、いつもとお変わりなくとても若々しくエネルギッシュでした。なにせ1日で7種類のサレを次々に完成させていくのですから。
今回のラインナップは、
テリーヌ2種類
キッシュ
ミニケーキ2種類
ヴェリーヌ2種類 でした。
サレとは甘くないお菓子のことなので、お惣菜の要素が大半です。ですから、いつもの甘いお菓子作りとはちょっと様子が違います。にんにくをみじん切りにしたり、オリーブオイルで野菜を炒めたり、ほうれん草を湯がいたり。お料理をしてる感じですね。漂う香りもいつもと違って、優しい甘い香りではなく、お腹が空いてしまいそうな香ばしい香り。その中でも今回一番驚いたのは、豪勢なキッシュ。高さ4.5cmの中に”これでもかっ!”というほど贅沢な海の幸を入れた、ちょっとお目にかかれないキッシュです。キッシュの概念が崩れそうですよ〜。これをお店で出したらさておいくらになるのかしら・・・?(笑)
試食タイム。
どれも美味しくてパクパク食べてしまいました。ヴェリーヌなんて2種類とも色鮮やかで美しく、とっても手が込んでるんですよ。それなのに私ったら、美味しくてペロっと食べちゃいました。作るのにはあんなに時間かかかったのに〜(笑)。あっという間に食べ終わってしまい、お腹いっぱい。
でもね、なんだか少し物足りないんです・・・。そうだ、甘いものがない!!そりゃそうでしょ、サレの授業なんだから(笑)。どれも大好きなものばかりでしたが、私はやっぱり甘いお菓子が大好きみたいです。ペリュション先生の甘いお菓子、食べたかった〜。
そして講習会の最後に、素晴らしいお知らせが。
毎年パリで行われるチョコレートの祭典「サロンドショコラ」。2年に1回、世界中の優秀なパティシエ・ショコラティエが集い、ワールドチョコレートマスターズという大会を開催します。今年はその開催年ということです。審査員は20名ほどいらっしゃるのですが、ペリュション先生はなんとその最高峰の審査員長となられたのです!世界一を決める大会の審査員長ですよ。凄過ぎます。だけど、ちっとも気取るところがなく、とっても優しくてユーモアたっぷりの方なんです。やっぱりどんな世界でも、本当に凄い人って偉そうにしたり、威張ったりしないんですよね。それってきっと、万国共通!
そんな素晴らしい先生にお会いできるだけで感激なのに、毎年新しいお菓子を教えていただけて本当に幸せです。今回は日程の都合上、サレの1日しか参加できずに残念でしたが、来年は出来る限りたくさん参加できたら良いな。
ペリュション先生、今年もためになる講習会ありがとうございました。
そして、講習会を主催してくださっているジェックスのスタッフの皆様、新宿調理師専門学校の先生方、私の大好きな通訳の山田さん、今年もお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いします!
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