イギリスのお土産

私が初めて通ったお菓子教室はフレンチスタイルのお菓子教室でした。ヨーロッパへ行ったことのなかった私は、初めて見るフランス菓子や初めて聞く先生のフランスのお話がとても新鮮でした。お菓子教室に通いながら自分がフランスに触れている気がして、毎回ときめきながら通っていたのを思い出します。先生に憧れてリッツへ留学し、帰国後はフランスのジュエラーに就職。パリが大好きで、フランスが大好きでどっぷりはまっておりました。

そんなフランス一色の私が、4年ほど前からでしょうか他の国のお菓子や文化にも興味を持ち始め、色々と習い始めています。英国菓子もそのうちの一つです。イギリスには2回ほど旅行でロンドンに行っただけで、何の知識もありません。でも、イギリス菓子を通して、イギリスという国にもどんどん興味が湧いています。海を挟んでフランスとお隣の国ですが、やはり食を始め様々な文化が全く違っています。その違いもとても魅力的。もっと知りたいと好奇心を掻き立てられています。

私の叔母はイギリスが大好きで、ここ数十年毎年夏になるとイギリスに長期滞在をしています。今年も例のごとく。今回はホテルではなくアパートを借りて、ちょっとしたロンドン住人になるのだとか。大好きな街で、暮らすように滞在する・・・なんて素敵なんでしょう!そして「何か欲しい物があれば買ってくるよ」と言ってくれたので、迷わず「ヴィクトリアサンドイッチケーキティン!!」をお願いしました。

ヴィクトリアサンドイッチケーキ。

祐子先生のヴィクトリアケーキ

ゆうこ先生のヴィクトリアケーキ

りつえ先生のヴィクトリアケーキ

紅茶教室のヴィクトリアケーキ

日本ではイギリス菓子としては、スコーンの次に有名でしょうか?シンプルだけど美しい大好きなお菓子です。一見単純そうなケーキですが、作り方も色々あって中に挟む物も一つには決まっていないようです。イギリスでは国を代表するお菓子と言っても過言ではないそうですよ。それぞれのティールームや家庭でそれぞれの味があって、スーパーでも普通に売っているとか。歴史のある国を代表する国民的な食べ物。日本で言うところの・・・肉じゃがみたいな感じな
のかしら?(笑)←あっ、違う?(笑)

祐子先生のヴィクトリアケーキ

ゆうこ先生のヴィクトリアケーキ

りつえ先生のヴィクトリアケーキ

紅茶教室のヴィクトリアケーキ

ステイシー先生のヴィクトリアケーキ

ステイシー先生のヴィクトリアケー

「ティン」とはそのヴィクトリアケーキを焼く時の型のことです。日本人の感覚だと(フランス菓子でもですが)二段に重ねるケーキは、スポンジケーキのように背を高く焼いて上下二つに切ると考えそうなものです。イギリス人は違います。二つに切るのが難しい(かどうかはわかりませんが(笑))からか、薄い生地を2枚焼いてそれを重ねる、という発想になるようです。なるほど!ユニークな考え方!ヴィクトリアケーキティンとは日本のジェノワーズ型より薄い型、ヴィクトリアケーキを焼くための専用の型のことなのでです。

今回、叔母にティンをお願いしたところ、現地のお友達と一緒に色々と見て回ってくれたようです。色んなお店でいろんなタイプのティンがたくさん売っているようで、その種類の多さに叔母も驚いていました。日本では手に入れたくても買えるところがほとんどないのに〜。国民的食べ物ですから、当然なのでしょうね。その中でも叔母の現地のお友達が推薦する立派な型を買ってくれました!!そして、ヴィクトリアサンドイッチケーキの作り方が載っているイギリス菓子の本も一緒に買って来てくれました。ほんとに嬉しい〜。ありがとうございます!!

お土産のティンと本

お土産のティンと本

 

この本を見て、この型を使って、これからもっともっとイギリス菓子をお勉強したいと思います。
さて、私のヴィクトリアサンドイッチケーキはどんな感じになるのかしら〜。楽しみです。
すみこおねえちゃん、本当にありがとうね♥️。

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